日時:2016年7月23日(土)〜24日(日)
場所:石川県能美市根上総合文化会館円形ホール
今回の新しいオブジェは光る球体です。光る球体は5個制作され、天井から吊るされています。センターの一個だけ光り方が違い、多色のLEDライトが付いています。他の4個の球は電灯色のLEDライトが付いています。また、今回はオブジェのイソギンチャクが蛍光色の5彩に塗られて登場しました。蛍光色の朱(オレンジ)、黄色、黄緑、青、紫です。やはりオレンジ色が一番光りました。蛍光色の紫はほとんど光らず、途中で外しています。
今年のウルトラアートの七夕まつりは、前回からのパラソルに融合した形となりました。そしてミラーボールや光るソファーも登場したりで実験的な側面もありましたが、結果として華やかでダイナミックな感じになったと思います。
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円形ホール会場での設置風景その他
今回は特に、設営時間が超タイトでした。さすがにウルトラアートというだけあり超(ウルトラ)がつきました。普通ではあり得ないような時間での設置時間しかありませんでした。何と1時間半です。この時間で天井に様々な物を吊るすには仕込みや制作時点から、どのようにすれば短時間で吊るすことができるかを考えて制作しています。球体に付いたLEDライトのコードの付け方にも、直ぐに電源に繋がるように工夫しています。
前回と、他の場所でも経験値が高いパラソルについては友人がずっと担当してたので時間が読めていました。ミラーボールをつり下げるのと、光る球体の高さ調整をしたために時間を10分程超過してのオープンとなりました。そのため細かい所はさておき全体として見栄えがあれば佳しというスタートです。2日目の開始時間前にも調整をして、初日では光らなかったミラーボールへのピンスポットの位置に時間をかけています。
このような大掛かりな設置はとても一人では出来るものではなく、大勢の制作と設営経験者がいたからこそできたものです。
開場すると、親子連れの子ども達をふくめ沢山の人が集まりだしました。短冊に思い思いの言葉を書いて笹に吊るしていきます。短冊を書いてくれるお客様には無料で光るブレスレットを2本プレゼントして、一つは短冊用に一つは腕に巻いてもらう用に渡しています。これにより、手に光るブレスレットを持った子ども達が円形ホールから外にでて、それに惹かれて友達もまたここに寄ってきます。会場には光り物に絞ったお店もあり人気がありました。外はかなり暑いので、冷房の効いた円形ホールで涼むという感じです。
初日には、光るソファーを幾つも貸出したのはよかったのですが、子ども達の遊び道具と化してしまい狂乱の叫び声状態になってしまったので、2日目は光るソファーは外しています。
毎回思うのですが、こんなにパワーを込めて創ったものを直ぐに撤去しなければならないのは、なんとももったいないです。長期間設置しておいてもっと極めていきたいものです。
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