2012年01月16日

夢をテーマにする方法

夢をテーマにする方法

 眠るっている間に見る夢。アート制作に夢を使うのも面白い方法です。自分の見た夢を題材にしてアートしてみませんか。

 人生の約三分の一を睡眠しているとして、その間に繰り広げられている夢の世界にはアートの素材といえそうなものがちりばめられています。直接ではなくても創造のヒントになるシーンを見ているかもしれません。

 絵を描くにも、オブジェやインスタレーションなどの立体や空間を制作するにしても、夢のことをテーマにすると自分だけの世界に入れて面白いものです。なにげないテーマにも深い意味があったり、不思議なつながりが見えたり、時間を経て数年後に見ても自分だけが持っているテーマ性に驚いたりします。

 夢をテーマにするためには、夢を覚えていて記録することから始まります。


1.夢を記録する


 夢をよく覚えている人はそれでいいですが、夢を見ていても起きたら覚えていないという場合があります。


●夢を意識する
 夢を覚えておくためには先ず、日中起きている時に夢のことを意識してみることから始めてみます。起きている間に何度か、眠ると夢を見ているものだ、ということを思い出す。以前見た夢でもいいので、起きている日中に夢のことを意識してみる。「今日は夢を見よう」「夢を覚えているぞ」と意識してみます。

●記録のための準備
 寝ているベッドや布団のそばの手の届く所に、夢を記録するメモ紙やノートを用意する。ペンを持ったらすぐに記録できるように、メモ紙やノートは広げておく。ペン先も出しておく。

 ライトスタンドなど光源も手の届くところにあり、すぐ点灯できるように工夫する。
 照明は明るすぎるとストレスが大きいかもしれないので、調光できるスタンドだとベストです。
 iPhoneやパソコンのそばで寝ていると電磁波が強力なようでしっかりと熟睡しているのか不明です。頭のそばにiPhoneや携帯電話などの強い電磁波のでるものを置かないほうが、夢を見やすいのではないかと思います。

●記録の仕方
 夢を覚えていたら、絵と文字で夢を記録する。夢の前後や詳細を追いかけたり、夢判断や説明するといった考えだすことをせずに、断片でもいいので記録していく。そのまま記録する。嫌だとか恥ずかしいことも含めそのまま。自分が読めればいいので綺麗に書く必要はない。

 半分起きて半分眠っている夢心地の時に、今さっき見ていた夢を忘れてしまうこともある。そのとき、しばらくほっておいて思い出さなければ、一度寝ている姿勢や向きを変えてみることで夢の記憶が戻ることも。しばらくして思いださなければ、さっとあきらめる。

 起きてから、ふと思い出すこともあるので、メモできるように準備しておきます。

 覚えている所だけ記録する。ほんの少しでもいいので記録する。一度記録すれば、次にもう少し記録しやすくなる。

 睡眠不足のときには、眠くて夢を記録するのが面倒うだと思うかもしれないが、楽しいアート創作のために新しい試みをするのも悪くないと思おう。次の日にゆっくりと眠ればいい。せっかく夢をみたのなら気持ちを少し踏ん張って記録してみる。

 毎日同じ時間帯に起きていて夢を見ているのに夢を思い出せない時には、起きるタイミングを少しずらしてみる。自分が夢を見ている時間帯に合わせるために、目覚ましをいつもより時間をずらしてみる。レム睡眠は約90分周期といわれていますが、レム睡眠時だけに夢を見てるのではないという研究がされています。


dreams800.jpg
夢の記録やスケッチ、夢からつくったビジュアル
 


2.夢の中のよく出てくるテーマを見つける。

 何度か夢を記録していくと、同じような状況や物などが見つかることがあり、何度かまたは、何度も出てくる、いくつかのテーマがわかってきます。

 夢の記録にタイトルを付けると、分かりやすくなります。



3.そのテーマをアートの素材にしてみる。

 夢に出てくる印象的なものごとや、何度も出てくるテーマをアートの素材として使ってみる。もちろん夢そのものを描いてもいいけど、夢をアレンジしてみるのも面白い。現実にある何かと合わせたり、創作したフィクションに夢の一部を取り入れたり、前に見た夢と最近の夢をミックスしたり。いろんなバリエーションで夢を扱ったアートにすると、自分に直結したことを素材にしているので自分らしい、オリジナティのあるアートに変身する。
 
 夢はすべてを説明しきれないところがあります。無意識な部分や深層意識が現れるし、人類のずっと以前の記憶のようなものに繋がっているかもしれない。予知夢という言葉があるように、未来の情報が入っている可能性もある。夢のシーンは日常意識できるレンジより広く深く現れているかもしれません。

 自分の夢だからアートとして表現することで、忘れられない大切な作品となるだろうし、新しい自分の発見に繋がるかもしれない。



以前、夢をテーマにしてインスタレーションした例です。題名は「SILENT OBJECT」。

silent_frame01s.jpg
「SILENT OBJECT」というインスタレーションをレリーフオブジェにしたアート作品


インスタレーション「SILENT OBJECT」





睡眠や夢についての関連リンク

熟睡したい!睡眠障害や不眠症を克服する快眠安眠情報サイト 『 ぐっすりネット』
『 ぐっすりネット』-レム睡眠とは

ブクログ/みんなのレビューページ/脳は眠らない 夢を生みだす脳のしくみ




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posted by ライトーダ at 23:03| 石川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アートレシピ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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